今を見つめて未来を夢見て 今を見つめて未来を夢見て

2025 はなぶさレター 1月

明けましておめでとうございます。
楽しい年末年始をお過ごしになられたでしょうか。
さて、昨年12月の発表会はいかがでしたか?今回の発表会は、2学期末のお手紙でもお知らせしました通り、例年よりも感染症が蔓延しお休みする子が多くヒヤヒヤしました。何より、発表会の舞台に立てない子が多かったらどうしたらよいだろうかと悩んでいました。実は職員も何人も感染し数日休む中、発表会の練習どころか毎日を無事に送ることが課題でもありました。そんな中でもやはりすごかったのは子どもたち!お休みした子の分まで覚えていて、劇やダンスの進行を手助けしてくれました。当日の発表は見ていただいた通り、子どもたちはキラキラした瞳で精一杯表現していましたね。
発表会で行った教育の成長はその後に現れます。各クラスで他のクラスのダンスや劇を踊ったり演じたりし、自分のクラスの劇でも本番とは違う役を演じるなど、子どもたちの「やってみたい!」はどんどん膨らみ先生たちのダンスだって何人もの子が踊り始めます。(きっと、お家でたくさん見ておぼえてきたのだろうなぁ~、パパやママも踊らされたんだろうなぁ~などと思いながら、嬉しく見ています)全ての行事は本番を保護者や家族の皆様に見ていただくのですが、完成度の高い発表を作ることよりも練習の積み重ねの中で生まれる一人一人の葛藤や達成感・友達との励まし合いや先生のポジティブな言葉や指導などの一つ一つの点が繋がっていく過程を充実させながら本番を迎えます。そして、その後がまた大切で、先生の投げかけやアプローチで更に子どもたちが自分で選び・考え・友達同意で教え合う中で協同性を学んでいきます。見事に線が太くなって、これからの子どもたちの成長に役立ったのではないかと思っています。英幼稚園の先生たちはこれこそがとても大切な教育だと思って日々保育をしています。自分がやりたい事を主張してやることも大事。でも、そこからもう一歩。自分がいて他者がいて、対話を重ねて一緒に何かを作り上げる喜びを知ることが大切なのではないでしょうか。これからの未来を歩く子どもたちが自分の頭で考え自分の足で歩けるように・・・実は十数年衣装を制作してくださった卒園児保護者の松尾さんが今回で衣装制作を終えるということで見に来てくださいました。子どもたちの頑張りにとても感動してくださいました。衣装でずっと子どもたちを応援していただき感謝しています。
さぁ、いよいよ3学期の始まりです。3学期はとても短く感じると思いますが、一年間の集大成!さらに太い線が描かれるように子どもたちの成長を一緒に楽しんでいきましょう!